今回の寮祭企画は、小屋創設者のひとりである鹿田氏を招いての講演会でした。士幌委員会の主催です。
ブログを見て頂いている方なら分かるかもしれませんが、異色といえば異色ですね。
小屋は今から39年前に建てられたのですが、その設立秘話を聞かせていただきました。
自分は写真撮影もかねてちょっと遠くから聞いていたのですが、講演会など縁遠かろう寮生も興味深げに聞いていたのが印象的でした。
朝五時に起きる会の結成以前の話など、実体験に基づくいろいろな話を聞くことができました。
もちろん当時とは状況が違うのでしょうが、当時札幌は「東京になろうとしている町」であり、本来の北海道の姿ではない。北海道でしか出来ないことがしたいのなら、実際に各地に足を運んで体験する必要がある。という考え方には納得するものがありました。
現在の札幌は栄えていて何でも揃う便利な都市ですが、だからといってそこで机に座って勉強ばかりしていては勿体ないのかも知れないですね。確かに。
ひとしきり質疑応答があった後、委員長が締めて終わりました。
彼はいつも通り、なにか先を見据えたような目をしていました。
文:櫻井