上からぽたぽたとなにかが落ちてくるではありませんか。
「なんやあれは!?」と上を見てみると換気扇のフィルターから油が落ちてきていました。
相当長い間掃除されていないのでしょう。
こんなところにも寮の歴史を垣間見ることができます。
しかし、それを通して見えたものは「自分たちが使っているものの掃除すらろくにできていない」という事実でした。
↑生物兵器に汚染されたように汚い換気扇
ということで!
換気扇をきれいにしよう!という一大プロジェクトが始まったのです。
長年の間にたまりにたまった油汚れはヘドロ化し、さながら生物兵器のようで、少しでも手に付くとちょっとやそっとじゃ取れないほど頑固なものでした。
何度も何度も試行錯誤を繰り返し、私たちが見つけ出した最も効果的な方法は
「マジックリンと熱湯のダブル攻撃」でした。
こうして3時間を超える壮大なプロジェクトは幕を閉じたのでした。
↑ヘドロと闘うキトー(1)
↑油汚れを拭き取るIT社長(1)
換気扇を通して見えてきたもの、それは「自分たちの生活を自分たちでつくる」という「自治」の精神そのものでした。
「自治」という響きはなんだか難しそうに聞こえ複雑に考えがちだけど、実はもっとすごくすごく単純なものなのかもしれないなあときれいになった換気扇に吸い込まれていく煙を見ながらぼんやりと考えた出来事でした。
↑きれいになった換気扇に細川(1)の煙草の煙が勢いよく吸い込まれていく様子
おたに(2)