皆さんこんにちは、最近夜のランニングにハマっている石川(2)です。
このブログを読んでる皆さんは、北大構内の「恵迪の森」をご存じでしょうか…??
北大のメインストリートから北図書館の横の道をずんずん進んでいくと…
鬱蒼とした原生林が!
ここは恵迪の森と呼ばれる原生林です。この道の先に恵迪寮もあるのですが…
原生林を歩いていると、右手になにか見えてきます!
なにやら石碑が…!何かの遺跡でしょうか⁉
さらに近づいてみると…どれどれ…
漢字で「恵迪吉従逆凶惟影響」と書いてありますね!
一体これはなんでしょう?🤔
気が付きましたか?この恵迪寮の「恵」と「迪」という文字が含まれていて、寮名の由来となった文章です。
これは漢文なのですが、然るべき読み方で訓読すると…
「迪(みち)に恵(したが)えば吉にして、逆に従えば凶なり。惟れ影響たり」
という文章になります。
「善道に従えば吉事があり、悪道に従えば凶事があることは、影が形に従い、響きが音に応ずるように確かで明らかである」という意味です。
四書五経「書経」の大禹謨 (だいうぼ)という漢籍から、寮是、そして広く人生の広く人生の箴言(しんげん=教訓となる言葉)に相応しい言葉と考えてつけられたそうです!
北大の前身、札幌農学校時代にこの寮名はつけられ、この石碑は初代北海道大学総長の字らしいです。
そして、この石碑が立てられている場所は前の恵迪寮の建物があったところで、記念としてこの石碑が残されています!
恵迪寮という存在は明治から続いているのですが、建物自体の建て替えは行われており、現在の恵迪寮の建物は3代目となります。
この石碑は連綿と続いてきた恵迪寮の長い歴史を表すものだったんですね!
皆さんも北大構内を歩いてみる際は是非探してみてください!
文:夏らしいことがしたい石川改めガッツ改めティン