北大恵迪寮自治会ブログ

北海道大学恵迪寮執行委員会によるブログです!寮生の日常や行事の様子を伝えていきます。楽しい寮生活をちょっとのぞいてみて下さい!

寮以外の話でもつらつらと

 恵迪寮ブログをご覧の皆さんこんにちは。11月がどう考えても忙しくて「ポニョーーー」となってる楽(1)です。11月に入り、319期も残るは1ヶ月弱となりました。ふと「1年前の自分は何してたのかな…」と思い返すと、予備校でセコセコ勉強してたナァくらいのぼんやりとした想い出だけが蘇ります。きっと「北大に入りたい! 北大に入って恵迪寮に入りたい!」という受験生もこのブログを読んでることでしょう(僕は読んでなかったけど)。そんな受験生のために、今日は寮とは関係ない学校生活に関するブログを書いてみようと思います。もちろん、北大を志望するお子様がいる親御さんや、お子様が恵迪寮に入寮したけど、どんな生活をしているのかよくわからない親御さんにも、全く北大に関係ない人も楽しんで頂ける内容なので、是非このまま読み続けてください。

 

①北大の教養について

 北大は1回生の間、教養の講義を受けることになります。「教養の講義って何?」と思われるかもしれませんが、まあ専門課程に進む前に、幅広い知識を涵養しようという北大当局の目論見があるんですね。一連の大学改革の中で多くの国立大学では教養の授業が廃止されましたが、北大では教養の授業が守られて(縮小はされた)います。実際に幅広いジャンルの講義が開講されており、教授陣も自分の好きなように授業を展開しています。教養の授業を嫌がる人も散見されますが、個人的には自分の知らないジャンルの講義を履修できる、夢のような1年間だと思うんだよなぁ〜。

 

第二外国語(通称:二外)について

 ご多分に漏れず、北大では1回生の間に第二外国語を履修することが義務付けられています。フランス語・ドイツ語・スペイン語・中国語・韓国語・ロシア語の中から1つ選択する仕組みになっています。僕は二外でドイツ語を選択しています。文系はフランス語かドイツ語、理系は中国語・韓国語を履修している人が多い印象があります。ロシア語を選択している人はかなりの変態です。二外は卒業するまでに必ず単位取得しなければいけないので、逃げることはできません。逃げたい。

 

③時間割公開

 一北大生として、時間割を紹介してみたいと思います。ちなみに僕は文学部・ドイツ語選択です。面白かった講義とか、印象に残っている講義の雑感をつらつらと…。

【前期】

 赤色は自由設計科目(詳細説明は割愛しますが、単位参入されない講義のこと)、紫色は良く言えば聴講、悪く言えばいわゆる「モグり」をやっていた授業です。とりあえず取ってみたい講義を取った時間割です。

 

 駿台で浪人していた時にお世話になった先生が、ラテン語ギリシア語の履修を勧めていたので履修。非常に難解。英語に対する解像度が上がったような気がしなくもない。

  • 情報学Ⅰ

 北大生を苦しめる地獄の科目。履修内容は思い出したくないので記さない。ちなみにこの科目は必修のため、単位取得しないと卒業できない。寮内には3回連続で落単している強者もいるとかいないとか…。

 戦後を代表する知識人である丸山眞男に関するテキストを読み、議論をするという講義。毎週テキストを購読し、レジュメを切るという課題があった。自分が「読めた」という感覚がいかに甘いものかを痛感させられた。毎週ボコボコにされることで、大学で学ぶことが一体どういうことなのか、その片鱗を見たような気がする。

  • 哲学の問題と方法

 主な哲学のトピック、諸問題を学ぶ講義。自分の興味関心のある内容だったので、毎週楽しみにしていた。

 

【後期】

 前期の英語Ⅰは欠席が多過ぎて(映画を観に行き過ぎた)単位を落としてしまいました。後期再履修で単位取得を目指しています。あと冬は雪が降ると学校に行きたくなくなる(とみんな言う)ので、金曜日を全休にしました。金〜日で3連休になるので、サイコーです。

  • 海と生命

 毎週講義担当の教員が変わる、オムニバス形式の講義。直近の講義では、近畿大学でマグロの養殖を行っている教授が講義をしてくださった。毎回講義内容が変わって、広く浅く学ぶことができる。

  • 美術館論への招待

 美学とは何か、大学で学ぶとはどういうことかを考えることができる。担当教員の話が面白くて、毎時間90分があっという間に過ぎていく。美学や美術史は自分の興味のある内容なので毎週楽しい。

  • イギリス現代史

 戦後イギリスの歴史を様々な角度から検討する講義。適宜映像を見ながら授業が進行される。

 

 と、まあこんな感じですね。大学に来たら伸び伸び勉強することができますよ!

 

 11月に入って寒くなってきて、気が滅入ってくる頃だと思います。受験生のみんなを応援しています。恵迪寮で君を待ってます。

 

文:既に寒過ぎて本州に帰りたい楽(1)

 

おまけ:寝起きが非常に悪い森尾(1)