北大恵迪寮自治会ブログ

北海道大学恵迪寮執行委員会によるブログです!寮生の日常や行事の様子を伝えていきます。楽しい寮生活をちょっとのぞいてみて下さい!

帰省 ~元旦モード~


閑話休題。わたくしの出身地をご存知でしょうか。そう、ご名答。大阪であります。

今回は「恵迪寮」というよりは、しがない大学生である私、しま(2)の帰省の流儀についてです。

 

『人生は痛みの作文である。』 (島 圭次郎 2004~)

 

帰省当日、1月1日元旦。前日に鍋パをし、そのままアソビ大全に明け暮れ、気づけば朝の5時であった。

今から寝ればもう朝飯は食えないが、Peachの17時の便で帰ることは朝飯前だ。明日の体調のためにも早く寝よう。

 

しかし、人生万事塞翁が馬である。「初詣に行こう」GB(3)さんの誘いが俺の今日という日を変えた。(過去ブログ参照)

空が目を覚ます前に神宮へと歩みを進め、元旦初詣へ。

誰もが夢見る理想の元旦である。

(寒空と朝焼けと二人の距離)

 

コメダ珈琲でも足を休めて帰寮したときにはすでに9:30。

(この鬼獅子(3)さん、なにやら悪企みをしている様子だ!)

 

もちろん一睡もしておらず帰省の準備もしておらず、17時の便に間に合わせるには最低でも14時には起きないといけない。

体は疲労困憊、私はロングスリーパー。状況は最悪。しかし帰るしかない。

(当日のLINE。雀魂は一瞬でブームが去ったぞ!)

あべちゃん(1)に起こしてもらい、いざ帰省の準備。課題とスーツと希望を持って新千歳空港へ。

快速エアポート(空港まで直行の快速)で睡眠を取り戻す。

 

しかし、ここでも大きな問題が。神は俺に席を与えなかった。いや、俺に試練を与えたとも言えよう。

OH MY FXXKIN' GODDAMN SLEEPY…

途中意識が飛びそうになる時が何度もあったが、辛酸をなめる気持ちで臥薪嘗胆した。

 

そして辿り着いた新千歳空港。俺は、睡眠欲と食欲と性欲において限界状態である最終人間になりつつあった。

しかし理性は働いており、順番にこなしていくことにした俺。

 

まずは、フードコートへ。しかし、あまりに店のラインナップが悪い。

うどんも丸亀ではなくはなまるやし、バーガーもマクドではなくフレッシュネス。

苦渋の選択を迫られた俺は下唇を噛みしめ、泣く泣くはなまるうどんへ。

はなまるうどんは丸亀と違い、ネギ乗せ放題ではないのである。くう。背に腹の極み。

世界で一番の調味料 なにか ご存じなの?ズバリつまりそれは空腹です♪

そういうわけで、腹を満たす頃には文句を垂れていたことすら忘れ、私は満足感に浸っていた。

 

食欲は満たされたところで、時刻を確認する俺。そろそろ搭乗手続きの締め切り時間になる。

手荷物検査を何事もなくクリアし搭乗する。ついに安眠の時間だ。

隣の席は変な帽子をかぶった太極拳の師範の弟子みたいな中国人の兄ちゃんだった。

彼は座って一秒で目を閉じた。負けるな俺。俺もPop smokeを聞きながら目を閉じた。

 

おやすみ北海道。おはよう大阪。

 

激痛で目覚めたときには大阪上空だった。イヤホンからは「ルージュの伝言」。

俺は飛行機の着陸の際絶対と言っていいほど必ず激しい頭痛に襲われるのだ。

まったく、Peachからの派手なお年玉だぜ。

 

なんにせよ爆睡を遂げた俺は睡眠欲をクリアした。

空港を発ち、俺の乗る電車は大阪市街へと向かっている。

すでに夜が大阪を包み込み、元旦の街は煌びやかに輝いていた。

性欲を残した俺は夜の飛田新地へ姿を消すのであった...

 

文:しまけいじろう  (2)