北大恵迪寮自治会ブログ

北海道大学恵迪寮執行委員会によるブログです!寮生の日常や行事の様子を伝えていきます。楽しい寮生活をちょっとのぞいてみて下さい!

写真で振り返る追いコン座

 

恵迪寮ブログへお越しのみなさんこんばんは!最近桃鉄が楽しすぎるばず(3)です。3/1(金)に行われた追いコン座を情けマン(1)や六華さん(5)をはじめとする座員が撮ってくれた写真で振り返ります!!


『追いコン座とは』

 

座・・・脚本、演出、舞台、照明、音響、道具、衣装全てを寮生が務める完全オリジナル演劇のこと。毎年10月に行われる恵迪寮祭の一般公開にて公演が行われる。

 

追いコン座は、「座」と同じく自分たちで作り上げる演劇ですが、座のように1年目がメインキャストを務める代わりに追いコン生がそれを務めます。また、脚本を書きたい人が有志で始動させることが多いため毎年公演があるわけではなく、公開も今回は寮内のみでした。

 

「アンダー ザ ヒップ」

あらすじ:大学の映像研究サークルに所属する主人公は性癖映画甲子園の存在を知る。その賞金の異常なまでのデカさと未知なる世界への好奇心につられ、主人公とその仲間たちは人生初の映像作品、そして人生初の性癖映画の制作に取り掛かる。彼らの選んだテーマは「尻に敷かれる」であった。



↑ヒロイン役のぺぺ(6)とその弟役のおけ(5)。二人とも力の抜けた自然体の演技が魅力的でした。

 

『2/11~2/28 準備』

↑脚本最終稿。書かなきゃなあ〜と思いつつも筆は進まず、結局本格的に書き始めたのは1月の中旬から。多くの人のアドバイスや修正のおかげでなんとか形にすることができた。座の脚本は例年90分程度のものなので、20000字ほどである。

 

↑練習風景。この時期はぺぺさんがバイトを早上がりしてくれたり、三本(2)がいない役者の代わりに練習に付き合ったりしてくれて、二人とも忙しい中積極的に練習に参加してくれた。

 

↑役者練習する裏で、舞台制作を行っている様子。畳の上に白塗りしたコンクリートパネルを打ち付けて舞台の基礎となる土台ができあがる。

 

↑共用棟の目張りの様子。窓から差し込む光を遮断することで舞台の照明の自由度をあげてくれる。

 

↑吊るし照明。照明班が空き缶と電球を使って手作りする。この手作り感が味があってとても好きだ。

 

↑共用棟。シーツを縫い合わせ、2階から垂らす。これが座の舞台の大枠となる。

 

↑シーツで周囲を覆った舞台がこちら。目張りをし、シーツを覆うことでいつもの共用棟を別物に作り変える。日常が非日常へと変わる瞬間である。




『2/29 リハーサル』

↑リハーサルで道具の位置を確認するきし(3)とずるお(3)。彼らがいる裏方は和気あいあいとしていてとても楽しそうだった。

 

↑リハでピンスポットライトの角度を確認する照明班のマドリリ(1)と、とりに(1)。舞台の進行は照明班の明暗転に全て委ねられているため、本番中における監督のような存在である。

 

↑音響班のたいよう(1)と情けマン(1)。

 

↑パソコンにこのような機械(名前よくわからん)を繋いで舞台中に使用するBGMや効果音を流す。技術職って感じでかっこいい。

 

↑衣装班左からえんま(1)、ゴルゴ(2)、ナナナ(2)。役者全員の衣装を考えて、集めて、舞台中は役者の持ち物管理を担当する。舞台の細かい演出を手がけるなくてはならない部局だ。

 

↑舞台道具班のみなさん。チルド(2)と田沼(4)は座を複数回経験している舞台道具のスペシャリスト。筆者はこの二人を頼りにしすぎた。

 

↑舞台道具班のスペシャリストがもう一人。灯油(2)は高校時代演劇部であり、シンプルにめちゃ器用。特に舞台制作において鬼の活躍を見せていた。彼なしには座は成り立たなかった。

 

↑きりゅう(2)(写真中央)は道具の出し入れを中心となって行ってくれた。シーンごとに道具の位置を把握して迅速に入換えを行うのは簡単ではないはずだ。

 

↑公演で使うスクリーンとアーカイブ用の映像を撮影してくれていたぐちゃ(3)。細かいところに気を利かせてくれていた。









『3/1 本番』

↑シーン10、イデア(4)演じるブラピと三本(2)演じるジョニーがお互いの性癖について語り合うシーン。急に歌い出すブラピのメロディーを店員を演じていたりお(4)が弾き始める。

 

↑シーン14、石川(4)が刺されて流血するシーン。カルボ(5)演じる生き返り女が棺桶の蓋を蹴り飛ばして「魂再注入〜!」って言うところは個人的にお気に入りのシーンである。

 

↑シーン9、スタンバイする名人(5)

 

↑シーン9、少ない出番ながらも大きな爪痕を残す名人(5)

 

↑今回の座では正面ステージと左側ステージ二つの舞台を使ってシーン間の切り替えを早くする試みをしてみた。カーテンの開閉で客席と舞台を仕切るという田沼さんと灯油のアイデアは秀逸だった。

 

↑2階でカーテンを動かす追いコン生ら。2階は座の特等席でもある。

 

↑舞台裏の女王。シーツや幕の設置においては、チルド(2)の働きなしには語れない。

 

↑高校生役のそうし(4)とチコリン(4)。個人的にすごくハマり役だったんじゃないかと思っている。やってくださってありがとうございます。

 

↑色調補正マン役のいいじま(2)と監督役のげんし(2)。ポンコツ水産コンビ。

 

↑裏でスタンバイするレオ(5)。忙しい合間を縫って練習に参加していた。台本を見るとたくさんの書き込みがされていて、レオさんの何事にも手を抜かない姿勢が現れていた。

 

↑特等席で公演を見守るちげ(2)とふみこす(4)。ちげは普段のクズっぷりが演技に落とし込めていたし、ふみこすさんのハマりっぷりもすごかった。

 

↑バケツの水を浴びる女を演じたぴんすけ(5)とねずこ(4)。癖のある役であるが、回を経るごとにノリノリになっていく二人をみてとても嬉しかった。

 

↑謎めいた女ワムを演じるぼん(4)。言うことが何もない演技力。こちらが学ぶことの方が多かった。衣装班としても働いていただきました。ありがとうございます。

 

コーヒー店員を演じながら写真をたくさん撮ってくださっていた六華(5)。彼の撮る写真は温かみのある素敵なものばかりだ。

 

舞台も後半、、、

 

 

映画甲子園評議員役を演じた永田(5)とゴンタ(4)とりお(4)。写真ではとても堅苦しそうな雰囲気だが実際は三人とも優しい。

 

↑森下役を演じた森下(4)。台本を書いているときに森下さんがやってくれなかったらどうしようとずっと心配していた。

 

↑お坊さん役のあっきー(2)。ずっと坊主のかつらをつけるのを渋っていた。剃るわけじゃないのにええやろ別に。

 

↑ラストシーン。スクリーンに二つの舞台にカーテンに、忙しい舞台にさせてしまったが、なんとか形にできたと思う。

 

『エンドロール』

↑自分も追いコン生として、座、そして寮生活への思いを語らせてもらった。大きな達成感を得た瞬間でもある。

 

『お疲れ様会』

↑2回の公演が終了し、片付けを終えたあと座員みんなでうまい酒を飲んだ。写真中央の内田(3)は114回寮祭座の座長であり、豊富な経験値を持つ彼をあらゆる面で頼りにしていた。

 

↑おいしかったし、楽しかった!

 

↑最後に、在寮生から追いコン生に向けて花が贈られた。司(4)さんのアフロ頭にちょうどよくお花がうえられた。体調不良で飲みに不参加だった司さんに潤(3)が届けてくれたようだ。




『最後に』

 

追いコン座は去年、振分さん(4)がコロナ明け久しぶりに再開し、それに自分が参加させていただいたことがきっかけで今回座長をやらせてもらっった。去年の座は、とても印象的で、忘れられない座であった。

 

振り返ってみればいつだって、僕の寮生活は誰かのアツい想いに圧倒されて、自分には何かできることはないかと模索し、実際にやってみることの連続だった。この連鎖が100年以上前から脈々と続いている恵迪寮では、どんなに時代が変わり、社会が変わっても、きっとこれからも楽しい場所であり続けるに違いない。

 

僕が心の底から楽しいと思ったこの瞬間を、誰かと共有することができていたならば、もうそれ以上の座長冥利に尽きるものはない。

 

関わってくれた全ての寮生、そして支援をしてくださった同窓会に、心の底から感謝を伝えたいです。ありがとうございました!!

文:引っ越し準備してないばず(3)